来年3月に開催される「WBC 2023」。日本代表は、あの大谷翔平選手を育てた栗山英樹さんが監督としてチームを率います。11月に行われた強化試合ではオーストラリア代表に完勝するなど、準備も上々に進んでいる日本代表は、おそらくブックメーカー野球でもオッズは低く設定されるでしょう。
この記事では、優勝の期待がかかる栗山ジャパンが出場するWBC 2023の大会情報や日本代表のWBCでもこれまでの成績を調べてみました!
WBC 2023の大会情報
- 大会名称:2023 WORLD BASEBALL CLASSIC
- 開催期間:2023年3月8日(水)~3月21日(火)
- 開催地:アメリカ・日本・台湾
「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は、野球の世界一決定戦です。2006年に第1回大会が開催され、今回で5回目となります。
本来であれば、WBC第5回大会は2020年に開催予定でした。しかし、コロナ禍のため延期され、ようやく2023年に開催されることとなりました。今大会には、世界20ヵ国が参加します。
WBC 2023の組み合わせ
ここで、WBC 2023の組み合わせを確認しておきましょう。
1次ラウンド
1次ラウンドでは、WBCの参加20ヵ国が4プールに分かれて、総当たり戦を行います。各プールの上位2チームが「2次ラウンド」へ進出します。
参加国 | 会場 | |
プールA | 台湾・オランダ・キューバ・イタリア・パナマ | 台中インターコンチネンタル野球場(台湾) |
プールB | 日本・韓国・オーストラリア・中国・チェコ | 東京ドーム(日本) |
プールC | アメリカ・メキシコ・コロンビア・カナダ・イギリス | チェイス・フィールド(米国) |
プールD | プエルトリコ・ベネズエラ・ドミニカ共和国・イスラエル・ニカラグア | ローンデポ・パーク(米国) |
日本は、ホーム「東京ドーム」でプレイできることから多少のアドバンテージはあるかもしれません。しかし、宿敵・韓国も同プールにいることから油断は禁物です。
2次ラウンド
2次ラウンドでも総当たり戦を行い、上位2チームが準決勝へ駒を進めます。組み合わせは、次の通りです。
参加国 | 会場 | |
2次ラウンド① | プールA・Bの上位2チームずつ | 東京ドーム(日本) |
2次ラウンド② | プールC・Dの上位2チームずつ | ローンデポ・パーク(米国) |
決勝ラウンド
- 準決勝①:2次ラウンド①の1位 VS 2次ラウンド②の2位
- 準決勝②:2次ラウンド②の1位 VS 2次ラウンド①の2位
- 決勝:準決勝①の勝者 VS 準決勝②の勝者
決勝ラウンドは、2次ラウンドを勝ち抜いた4チームがトーナメント方式で戦います。負けたら終わりの一発勝負は、これまで数々のドラマが生まれた舞台でもあるため、見逃し厳禁です。なお、会場はすべてアメリカのローンデポ・パークとなります。
WBC侍ジャパンの過去の成績は?
ここからは、過去4大会の侍ジャパンの成績と監督を見ていきましょう。
日本代表の成績 | 監督 | |
第1回大会(2006年) | 優勝 | 王貞治 |
第2回大会(2009年) | 優勝 | 原辰徳 |
第3回大会(2013年) | ベスト4 | 山本浩二 |
第4回大会(2017年) | ベスト4 | 小久保裕紀 |
第5回大会(2023年) | ??? | 栗山英樹 |
2006年の第1回WBCで指揮を執ったのは、王貞治さん(当時ソフトバンク監督)。東京での第1ラウンド、アナハイムでの第2ラウンドで計3敗しながら、奇跡的に決勝ラウンドに進出した日本は、準決勝で韓国、決勝でキューバを破り、初代王者に輝きました!準決勝の韓国戦で福留孝介選手が放った「代打決勝2ラン」は、今も野球ファンの記憶に残る名場面です。
2009年の第2回WBCは、原辰徳さんが指揮を執りました。決勝の韓国戦では、それまで不振だったイチローが決勝タイムリー!見事に2連覇を果たしました。
3連覇を狙った2013年の第3回WBCは、準決勝でプエルトリコに敗れました。続く、2017年の第4回WBCでは準決勝でアメリカを相手に敗北を喫しました。
第5回WBCは、栗山英樹 侍ジャパン 監督が率いて、14年ぶりの世界一奪還を目指します!