横浜DeNAベイスターズから2020年にアメリカのメジャーリーグへと渡り、2021年シーズン途中からピッツバーグ・パイレーツに加入した筒香嘉智選手。
2015年、2017年には日本代表の四番も務めました。
夢のプロ野球選手から、さらに夢を追いかけて渡米した筒香嘉智は、プロ入りしてから小学生や中学生などがおこなう少年野球のあり方に強く関心を持っていました。
そんな筒香嘉智選手は2021年1月17日、故郷である和歌山県橋本市に、大型野球施設TSUTSUGO SPORTS ACADEMY(筒香スポーツアカデミー)を建設すると発表しました。
この記事では、将来のプロ野球界を担う子どもたちの為に、筒香嘉智選手が作るスポーツアカデミーについてご紹介します。
筒香嘉智選手の球場(スポーツアカデミー)場所
筒香これは本当に凄いね
— 赤味噌 (@Akamiso97) January 18, 2022
30歳の現役選手にして、2億円自己負担で筒香スポーツアカデミーと銘打った両翼100mの天然芝球場にサブグラウンド、さらに地元に少年野球チーム創設
めちゃくちゃ素敵だと思います pic.twitter.com/wFstX1Vn9d
筒香嘉智スポーツアカデミーの詳細は現時点(2022年4月時点)では未だ正式発表されていません。
ですが和歌山県橋本市であることは発表されており、その辺りからの推測では、
和歌山県橋本市あやの台周辺ではないか
と言われています。
あやの台中央公園の北東側には整備されていない広い場所があるので、その辺りを中心に施設が建設されるようです。
またあやの台中央公園の付近には団地や小学校などもあり、野球に触れる子どもたちが多くなります。
周辺にはいまだ開発されていない土地もあるので、これからの発展も期待できる土地です。
近くにはサッカー場もあるので、子どもたちが野球に限らず、スポーツに多く触れられる地域になりそうです。
あやの台までの交通手段は、主に自動車になります。
橋本東インターチェンジを降りて、北方面に5分ほど車を走らせるのが主なルートです。
途中には団地もありますので、ご来場の際はお気をつけください。
筒香嘉智選手の球場(スポーツアカデミー)建設経緯
筒香嘉智選手は、プロ入り後からアマチュア野球、特に小学生や中学生がおこなうアマチュア野球に対して、様々な発言をしていました。
その内容は主に選手の酷使や、勝利優先の指導体質に対してです。
子どもたちは叱られたり、結果を求められたりすることで、監督や保護者の顔色を伺ったプレーしかできず、野球を楽しめていない。
そういった昔ながらの指導を改善するために、筒香嘉智選手は自費で約2億円を投じ、子どもたちがスポーツを楽しめる施設として、筒香嘉智スポーツアカデミーの建設を決めました。
発言だけでなく、実際に行動へ移した結果が、筒香嘉智スポーツアカデミーの建設だったのです。
今やメジャーリーグで活躍する筒香嘉智選手の言葉ですから、かなりの説得力がありますよね。
スポーツアカデミー建設前にも、2019年には橋本市の市スポーツ推進アドバイザーに就任して、オンラインのスポーツ教室やトークイベントなどもおこなっていました。
こうした経緯もあって、橋本市にスポーツアカデミーの建設を考えたのかもしれません。
いずれにせよ言葉だけでなく行動でも示す姿は、子どもたちにとって憧れの存在になること間違いなしです。
次の項目では、そんな筒香嘉智スポーツアカデミーの特徴について解説していきます。
筒香嘉智選手の球場(スポーツアカデミー)の特徴
創設者がメジャーリーガーの筒香嘉智選手ですから、スポーツアカデミーも野球が中心になります。
すべての施設が完成するのは2022年内で、4月現在は25メートル四方の室内練習場が完成し、現在は屋外球場の建設がおこなわれています。
屋外野球場は両翼100メートルの本格的なものになり、ドミニカ共和国の球場をイメージしています。
また内外野は天然芝で、この球場の他に内野部分だけの練習場も建設予定になっています。
体育館も隣接され、そこでは体作りのための体操やサッカー、バスケットボールなどの様々なスポーツを体験できる予定です。
将来的には、このスポーツアカデミーを拠点にした小学生野球チームを発足させて、新たな指導方法を広げる場所にしたいと考えられています。
他にも、より小学生や低年齢の子どもたちがスポーツに触れられるよう、学童保育やスポーツ教室の開校も予定されています。
野球専門の、野球だけに打ち込めるスポーツ施設というより、気軽にスポーツと触れ合える場所になりそうですね。
こうした場所で体の使い方を学べば、将来的に様々なスポーツ界で活躍する選手が生まれることを、筒香嘉智選手は期待しているようです。
筒香嘉智選手の球場(スポーツアカデミー)まとめ
たくさんの、様々なスポーツに触れられる施設は、全国にいくつもあります。
ですがその中でも子どもたちが楽しんでスポーツに取り組めることを重視した施設は、あまり多いとは言えません。
勝利主義、根性や気合と言った指導方法は古いものという考えは広がり始めていますが、これまでの流れを断ち切って新たな指導方法への移行はなかなか根付きません。
筒香嘉智スポーツアカデミーで新たな指導方法を受け、活躍する子どもたちがそうした古い指導方法を払拭する一手になり、これからのスポーツ界を牽引する日が楽しみですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。