毎年5月下旬から6月中旬ごろまでおこなわれるセ・パ交流戦は2005年より開始され、今年で17回目(2020年は新型コロナウイルスにより開催中止)を迎えます。
そこで今回の記事では、過去16回開催されたセ・パ交流戦の通算成績を振り返り、最も優勝しているチームはどこなのかをご紹介します。
各リーグで今は低迷しているチームでも、交流戦から勢いづくのはよくあることです。
後半戦を占う交流戦を、過去のデータから一緒におさらいしましょう。
セ・パ交流戦通算成績まとめ!リーグ勝利数
まずは過去の勝敗と、優勝リーグをおさらいします。
年 | 優勝 | 優勝リーグから見た勝敗 |
2005年 | パ・リーグ | 105勝104敗7分け |
2006年 | パ・リーグ | 108勝107敗1分け |
2007年 | パ・リーグ | 74勝66敗4分け |
2008年 | パ・リーグ | 73勝71敗 |
2009年 | セ・リーグ | 70勝67敗7分け |
2010年 | パ・リーグ | 81勝59敗4分け |
2011年 | パ・リーグ | 78勝57敗9分け |
2012年 | パ・リーグ | 67勝66敗11分け |
2013年 | パ・リーグ | 80勝60敗4分け |
2014年 | パ・リーグ | 71勝70敗3分け |
2015年 | パ・リーグ | 61勝44敗3分け |
2016年 | パ・リーグ | 60勝47敗1分け |
2017年 | パ・リーグ | 56勝51敗1分け |
2018年 | パ・リーグ | 59勝48敗1分け |
2019年 | パ・リーグ | 58勝46敗4分け |
2020年 | 中止 | |
2021年 | セ・リーグ | 49勝48敗11分け |
過去に開催されたセ・パ交流戦では、16回中14回がパ・リーグの勝ち越しで終わっています。
セ・リーグが初めて勝ち越したのは2009年、2度目は2021年の2回だけです。
しかも勝ち越した数も2009年は3勝差(セ・リーグ70勝、パ・リーグ67勝)、2021年はたった1勝(セ・リーグ49勝、パ・リーグ48勝)でした。
通算成績で見ると、セ・リーグは1015勝、パ・リーグは1146勝と、100勝以上の差が付いてしまっています。
ちなみに、余談ではありますが、同じリーグ対抗であるオールスターゲームも、セ・リーグ80勝、パ・リーグ86勝とパ・リーグが勝ち越しています。
セ・パ交流戦通算成績!チーム優勝数
次に各年度の優勝チームをご紹介します。
年 | 優勝チーム | 勝敗 |
2005年 | 千葉ロッテマリーンズ | 24勝11敗1分 |
2006年 | 千葉ロッテマリーンズ | 23勝13敗 |
2007年 | 北海道日本ハムファイターズ | 18勝5敗1分 |
2008年 | 福岡ソフトバンクホークス | 15勝9敗 |
2009年 | 福岡ソフトバンクホークス | 18勝5敗1分 |
2010年 | オリックスバファローズ | 16勝8敗 |
2011年 | 福岡ソフトバンクホークス | 18勝4敗2分 |
2012年 | 読売ジャイアンツ | 17勝7敗 |
2013年 | 福岡ソフトバンクホークス | 15勝8敗1分 |
2014年 | 読売ジャイアンツ | 16勝8敗 |
2015年 | 福岡ソフトバンクホークス | 12勝6敗 |
2016年 | 福岡ソフトバンクホークス | 13勝4敗1分 |
2017年 | 福岡ソフトバンクホークス | 12勝6敗 |
2018年 | 東京ヤクルトスワローズ | 12勝6敗 |
2019年 | 福岡ソフトバンクホークス | 11勝5敗2分 |
2020年 | 中止 | |
2021年 | オリックスバファローズ | 12勝5敗1分 |
過去におこなわれた16回の交流戦のうち、14回をパ・リーグ球団が優勝していますが、そのうち8回を福岡ソフトバンクホークスが優勝しています。
開催された交流戦の半分を福岡ソフトバンクホークスが優勝しているというのは、驚異的な数です。
次に優勝回数の多いチームは千葉ロッテマリーンズ、オリックスバファローズ、読売ジャイアンツの各2回です。
残りの2回は北海道日本ハムファイターズと東京ヤクルトスワローズです。
セ・パ交流戦通算成績!MVP選手
交流戦では終了時に、期間内で最も活躍した選手をMVPとして表彰します。
歴代の表彰者は以下の通りです。
年 | 選手名(敬称略) | 所属チーム |
2005年 | 小林宏之 | 千葉ロッテマリーンズ |
2006年 | 小林雅英 | 千葉ロッテマリーンズ |
2007年 | ライアン・グリン | 北海道日本ハムファイターズ |
2008年 | 川崎宗則 | 福岡ソフトバンクホークス |
2009年 | 杉内俊哉 | 福岡ソフトバンクホークス |
2010年 | T-岡田 | オリックスバファローズ |
2011年 | 内川聖一 | 福岡ソフトバンクホークス |
2012年 | 内海哲也 | 読売ジャイアンツ |
2013年 | 長谷川勇也 | 福岡ソフトバンクホークス |
2014年 | 亀井善行 | 読売ジャイアンツ |
2015年 | 柳田悠岐 | 福岡ソフトバンクホークス |
2016年 | 城所龍磨 | 福岡ソフトバンクホークス |
2017年 | 柳田悠岐 | 福岡ソフトバンクホークス |
2018年 | 吉田正尚 | オリックスバファローズ |
2019年 | 松田宣浩 | 福岡ソフトバンクホークス |
2020年 | 中止 | |
2021年 | 山本由伸 | オリックスバファローズ |
基本的に優勝したチームからMVPは選ばれていますが、2018年は優勝チームが東京ヤクルトスワローズで、MVP受賞者は吉田正尚選手でした。
またセ・リーグからの受賞者は、2012年と2014年の読売ジャイアンツの2名だけです。
2度の受賞を果たしているのは、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手のみです。
セ・パ交流戦通算成績!歴代最強球団を紹介まとめ
ここまでセ・パ交流戦のデータをご紹介しましたが、歴代最強球団となれば福岡ソフトバンクホークスしかありません。
16回開催されたうちの8回を優勝し、2度のMVPを受賞した柳田悠岐選手も所属しているので、圧倒的な強さを誇っています。
2022年の交流戦順位予想でも多くの方が1位予想をしていますし、昨年11位という雪辱を晴らすためにも奮起することは間違いありません。
パ・リーグがどれだけ勝ちを重ねられるか、セ・リーグがどこまで勝利数を詰められるか、注目ですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。