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プロ野球順位でゲーム差マイナスとは?仕組みや理由を紹介

長いことプロ野球を見ていると時々「ゲーム差がマイナスになる」ことがあります。

皆さんはゲーム差マイナスがどのようなときに発生するのか理解出来てますか?

出来ていない人のためにわかりやすく解説していきたいと思います。

目次

ゲーム差マイナスとは

結論から言うと、引き分けや雨などで試合が実施できない日が多く順位と貯金数に逆転現象が起こる場合ゲーム差はマイナスになることがあります。

このような結果になるのは、プロ野球の順位の決め方が影響しており、純粋に勝ち数のみで判断しないからなんですね!

ゲーム差マイナスの仕組みと条件

プロ野球の順位の決め方は記事後半で解説していますが、まずは、ゲーム差がマイナスになる条件を見て行きましょう。

Aチームが7勝3敗

Bチームが5勝4敗1分

Cチームが4勝1敗5分

これを勝率に基づき順位をつけてみましょう。

1位 Cチーム→4勝÷(4勝+1敗)=0.800

2位 Aチーム→7勝÷(7勝+3敗)=0.700

3位 Bチーム→5勝÷(5勝+4敗)=0.556

ではこの例でゲーム差の計算をしていきたいと思います。

まず3位と2位のゲーム差を計算してみましょう。

{Aチームの(勝利数-敗北数)-Bチームの(勝利数-敗北数)}÷2なので、

{(7-3)-(5-4)}÷2=1.5となり、2位と3位のゲーム差は1.5ゲーム差

ということになります。

続いて1位と2位のゲーム差を計算してみましょう。

{Cチームの(勝利数-敗北数)-Aチームの(勝利数-敗北数)}÷2なので、

{(4-1)-(7-3)}÷2=-0.5となり、1位と2位のゲーム差は-0.5ゲーム差

ということになります。

出てきましたねゲーム差マイナスが!

このように勝率で順位が確定するのでゲーム差がマイナスになることが稀に発生します。

どのような時にこのような結果になるのかというとお気づきの方もいるかもしれませんが引き分けが多い時に発生しやすいです。

順位が勝率で決まるので勝率の計算に引き分けが含まれません。

なので引き分けの数が多くなると稀にこのように貯金の数が少なくても勝率が高く順位が上に来ることがあります。

または何かしらの理由による消化不良の試合が多くなることでもゲーム差マイナスが発生することがあります。

ゲーム差マイナスをしっかり理解するためには、そもそものプロ野球の順位決定方法を理解する必要がありますので続いて解説していきます。

プロ野球の順位決定方法

プロ野球の順位は勝率の高い順で順位が決まります。

つまり単純に勝利数が一番多いチームが優勝できるというわけではありません。

例を挙げてみましょう。

Aチーム、Bチーム、Cチームがいたとします。

Aチームが7勝3敗

Bチームが5勝4敗1分

Cチームが4勝1敗5分

だったとします。

(あくまで理論の説明なので勝敗数に整合性が取れていないのは目を瞑って下さい)

パッと見7勝しているAチームが優勝のように見えますがそれぞれ勝率を計算してみましょう。

勝率の計算式

勝利数÷(勝利数+敗北数)=勝率となります。

Aチーム→7勝÷(7勝+3敗)=0.700

Bチーム→5勝÷(5勝+4敗)=0.556

Cチーム→4勝÷(4勝+1敗)=0.800

となります。

おわかりでしょうか?優勝チームはCチームということになります。

1番勝ち数の少ないCチームが優勝なので少しわかりにくいかもしれないですね。

これがプロ野球の順位を決めるルールとなります。

勝率で順位が決まるならゲーム差なんて出す必要あるの?

勝率だけ出したらいいじゃん!って意見が出てくると思うのでなぜゲーム差を出すのか解説したいと思います。

プロ野球でゲーム差を出す理由

実際に2022年オープン戦の結果で勝率をベースにした順位で見てみましょう。

順位&チーム名勝敗勝率
1位:楽天11勝2敗3分勝率0.846
2位:阪神 8勝4敗3分勝率0.667
3位:横浜 9勝5敗2分勝率0.643
4位:ソフトバンク8勝5敗3分勝率0.615
5位以下省略

このような表記になります。

皆さん阪神が1位になるには阪神がどれくらい勝って楽天がどれくらい負けたらいいかすぐにわかりますか??

わかりにくいですよね?

このようにわかりにくくなってしまうので、それをわかりやすくするために使われているのがゲーム差ということになります。

ゲーム差を出す計算式は以下のようになります。

{上位チームの(勝利数-敗北数)-下位チームの(勝利数-敗北数)}÷2=ゲーム差

このようになります。

言葉で書くとわかりづらいので具体例を出していきましょう。

上位チーム→20勝10敗

下位チーム→16勝14敗

だったとします。

{(20-10)-(16-14)}÷ 2 = 4

となるのでゲーム差は4ゲームということになります。

ちなみに、勝利数の方が多い場合その数を貯金といい、逆に少ない場合その数を借金といいます。

今の例で言うと上位チームは貯金10、下位チームは貯金2ということになります。

14勝16敗のチームがいた場合は借金2という表し方をします。

ゲーム差マイナスとは?まとめ

今回はゲーム差マイナスというものがどのようなものでどのような時に発生するのか解説させていただきました。

少しでもプロ野球の分からないことがなくなって、もっと楽しんでいただけたら幸いです。

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