投打で優秀な成績を残し、世界から注目される大谷翔平選手ですが、その年俸がかなり低いことをご存知でしょうか?
2022年1月にアメリカメディアが選出した「年俸が低すぎる選手」というランキングで、大谷翔平選手は2位にランクインしています。
二刀流で世界TOPクラスの年俸とは正直思えないよね…何か理由があるはず!!
この記事では、
・大谷翔平選手の年俸が安い理由
・大谷翔平選手の年俸は今後どうなるのか考察
していきます。
ある契約の縛りがあるから、それが解除されたらとんでもない金額になるよね!
野球歴15年以上で小・中学校は県の選抜指定選手に選ばれ全国大会に出場。
高校では県内有数の強豪校に所属し甲子園出場。
大の野球好きでシーズン中は毎週プロ・高校野球を観戦!
大谷翔平選手の2022年シーズンの年俸
大谷翔平半端ねぇ。年俸2億円時代でも生活費は月1万円。お金の管理は親に任せてお小遣いは月10万円。それでも1年で200万円を溜める。飲みにも行かず、テレビ出演後の会食も断り、時間がないので社食で!という始末。これが二刀流で世界で活躍できる秘訣。時間無くて嘆いてる人は大谷翔平を見てほしい。 pic.twitter.com/gaHID5VXJ4
— チャエン | 海外テック図解とWeb3.0?? (@masahirochaen) May 29, 2022
大谷翔平選手といえば、投打で活躍する二刀流が代名詞の選手で有名ですが、
2022年シーズンの年俸は日本円で約6億5000万円です。
あれ?思ったより低くない気がするんだけど気のせい?
今では上がっているんだけど、年俸が低い!と言われたのはメジャー移籍した年が多かったよね!
その証拠に以下の年俸推移でも紹介していますが、メジャー移籍をした2018年の年俸は日本円で5995万円です。
えー!日本にいるときよりめちゃくちゃ下がってたんだね!
大谷翔平選手の年俸推移
年度 | 年俸(推定)1ドル110円換算 | 成績 | 所属 |
2013年 | 1,500万円 | 3勝0敗3本塁打 | 北海道日本ハムファイターズ |
2014年 | 3,000万円 | 11勝4敗10本塁打 | |
2015年 | 1億円 | 15勝5敗5本塁打 | |
2016年 | 2億円 | 10勝4敗22本塁打 | |
2017年 | 2億7千万円 | 3勝2敗8本塁打 | |
2018年 | 54万5000ドル(5,995万円) | 4勝2敗22本塁打 | ロサンゼルス・エンゼルス |
2019年 | 65万5000ドル(7205万円) | 登板なし18本塁打 | |
2020年 | 70万ドル(7700万円) | 0勝1敗7本塁打 | |
2021年 | 300万ドル(3億3000万円) | 9勝2敗46本塁打 | |
2022年 | 550万ドル(6億500万円) | 3勝3敗11本塁打* |
2013年、ドラフト1位で入団した大谷選手の年俸は1,500万円でした。
高卒ドラフト1位入団をした選手の年俸は、平均で1,000万円から1,3000万円ですから、この時点で高く評価されていたことがわかります。
ついこの間まで高校生だった人が年俸1500万円…中小企業の社長さんよりお金持ちの18歳!!
プロ野球選手は夢がある分、厳しい世界ではあるからね!
また2015年、プロ3年目にして年俸が1億円となったのは「平成の怪物」と呼ばれ名門、横浜高校で全国制覇をした松坂大輔選手以来のことで、史上二人目という偉業でした。
大谷翔平の年俸はなぜ安い?
メジャーでエースで4番を実現する男・大谷翔平 これで年俸は倉本より安いという事実…
— 2号 (@2go_) May 21, 2018
大谷翔平選手の年俸が安い理由は
・年俸調停権
・新労使協定
この2つが関係していたからなんです。
プロ3年目にして1億円を突破、その後も上がっていた大谷選手の年俸ですが、2018年に移籍したメジャーリーグでは、前年度と比べて2億円も下がっています。
初年度だったからとはいえ日本での実績は確かにありますし、メジャー1年目から10登板、20本塁打、10盗塁という史上初の快挙を果たして新人王にも輝いています。
しかし新人王を獲得してからも年俸は上がらず、メジャー4年目にやっと3億円を突破しました。
メジャーはあまり評価してくれない世界なのかな?
実はね、実績が認められて年俸が上がったのではなく、実はこの3年にはメジャー特有のルールがあったんだよ!
年俸調停権
「年俸調停権」とは、簡単に言えば第三者に年俸を決めてもらう制度です。
メジャーリーグでは年俸を決める際、球団と選手側から年俸金額を提示します。
その提示した両方の金額に差がある場合、第三者が入って球団側と選手側、どちらの年俸が選手の成績に正しいかを決定します。
しかしこの年俸調停権を得られるには条件があり、メジャーリーグに所属してから3年以上、6年未満であること、です。
つまり3年未満の選手は、球団の提示する金額を飲むしかないのです。
言われるがままってことか~…
新労使協定
日本球団に所属している選手がメジャーリーグに挑戦するには、最低でも日本で9年間プレーをして海外FA権を取得するか、ポスティングシステムを利用する必要があります。
大谷選手はこのポスティングシステムを利用してメジャーリーグに渡ったのですが、2016年のオフシーズンに締結された新労使協定が原因で年俸が上がりませんでした。
【新労使協定とは】
25歳未満で自国でのプロ経験が6年以下(アメリカから見て)の外国人選手は、マイナー契約になるというもの。
この内容には様々なメディアが疑問視していますが、ともあれ大谷選手はこの協定によって最低年俸の54万5000ドルになったのです。
「経験年数=上手い!」ではないんだけどね…
大谷翔平選手の年俸は今後(2023年以降)どうなる?
大谷翔平選手を株の指標で例えたら
— 新ヨコワケ?シャン専門??? (@ShiningBlue_SKY) August 13, 2021
低PBR(年俸安い)
高PER(ファンはかなりの期待値と夢を彼に見ている)
高ROE(体を使って打ったり投げたり走ったりどれも資本効率がかなり高い)
今後期待に応え続けることで高PERが維持されて、PBRの見直しが当然入るから彼の人気と評価はまだまだ上がるだろう⤴️ pic.twitter.com/YzPluXoOpG
年俸が上がらなかった2つの理由がなくなり、大谷選手の年俸は既に倍増しています。
ではこのまま活躍し続ければ、今後はどのくらいにまで上がるのかを考察します。
今後も二刀流を続けて行く場合、メジャーの年俸査定で重要視される勝利への貢献率を表すWARは、投打の両方で計算されます。
つまり、活躍次第では投打の2人分の年俸で計算されるのです。
こ、これはかなり期待できるね!!
それを考えて試算した結果、
2023年の大谷翔平選手の年俸予想は、43億1200万円。
よ、43億…1年でそんなにもらえるの…
単年契約ってことは無いだろうから、仮に5年契約を結ぶとなれば、215億6000万円という大型契約だね!メジャーでは大型契約が割と主流だもんね!
もちろんこれは2021年シーズンのように、MVPに選出されるくらいの活躍を続ければとなりますが、途方もない金額に思えます。
ちなみに2021年シーズン前半の成績(4勝1敗33本塁打)を1年維持した場合、「70億を超える」とも試算されています。
しかしこれまでファンの想像を遥かに超える活躍をしている大谷選手なら、できるんじゃないかな?とも思えますね。
まとめ
今回は、大谷翔平選手の年俸はなぜ安い?年俸推移と今後(2023年以降)を考察と題してお送りしてきました。
最後にまとめると、
2022年シーズンの年俸は日本円で約6億5000万円です。
メジャー移籍当時から、年俸が安い!と言われる理由は
・年俸調停権
・新労使協定
が関係していたからなんです。
年俸調停権は仕方ありませんが、後2年待てば大谷選手は2億ドルの契約でメジャーに挑戦できました。
しかし大谷選手は2年を待たずにメジャーへ挑戦し、その活躍は国内外のファンを魅了しています。
お金ではなく夢を優先しているのが大谷選手らしいですね。
本当に人柄も尊敬できるよね!!
今後は活躍に応じて年俸は上がっていくと思いますし、どこまで上がっていくのか、どんな活躍を見せてくれるのか、ワクワクしながら大谷選手を応援しましょう。