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ノンテンダーとは?自由契約(戦力外)との違いも徹底解説

この記事では

・ノンテンダーって何?
・自由契約(戦力外)との違い

について野球経験20年以上の筆者が解説していきます!

目次

ノンテンダーとは

ノンテンダーは英語でnon-tenderと書きます。

tenderは日本語にすると入札などの意味が辞書で、そのまま訳すとnonのtenderなので「入札しない」ってことですね!

つまり来季の契約を提示しませんよってことになります。

元々メジャーで導入されている契約制度で、日本ではなかなか聞きなれない制度ですが唯一日本ハムがこのノンテンダーを使用したことがあります。

メジャーで導入されているノンテンダーがどのような仕組みなのかというとメジャーではメジャー登録が3年未満の選手に対しては球団側が年俸を決定するのですが3年以上の選手になると選手側が年俸調停権を得るので年俸が大幅に上がる傾向にあります。

このような状況の中で球団側は成績が振るわなかったり怪我などをして満足にプレーができない選手なのに年俸調停権により年俸が大幅に上昇し、働きと年俸が見合わないと判断した選手に来季の契約を結ばないと言う手段に出ることがあります。

簡単に言うと、こうした経緯で来季の契約を結ばないと球団が意思表示することをノンテンダーと言います。

メジャーのノンテンダーがどういうものか少しわかったと思いますが日本のノンテンダーも言いたいことは大体同じになります。

簡単に言っちゃえば球団側が思う選手の年俸と来季にその選手に支払う年俸が見合わないと判断した時にノンテンダーすると言うことです。

ノンテンダーの具体例

今季年俸が1億円の選手がいたとして、成績があまり良くなかったり怪我で思ったほどの活躍や出場ができなかったとします。

球団側は来季1億円支払って選手と契約しても1億円の働きが見合ってないなと思ったときは年俸を減額するか契約を結ばないという選択を取るわけです。

契約を結ばないという選択を取るときにノンテンダーすると言ったイメージになります。

ここで、ん?それって自由契約(戦力外通告)と何が違うの?解雇ってことでしょ?って思った人もいると思うのでノンテンダーと自由契約の違いを解説したいと思います!

ノンテンダーと自由契約(戦力外)の違い

ノンテンダーと自由契約の大きな違いは、ノンテンダーの選手は現在の球団にも戻る可能性があるというのが1番大きな違いになります。

どういうことかというと自由契約はいわゆる解雇に該当するので自由契約になった選手は元いた球団に再契約される可能性はありません。

しかしノンテンダーとなった選手は言ってしまえば「今の年俸じゃうちは契約しない」なので他の球団と契約するか年俸下がってもいいならうちと契約しましょうってことですね。

しかし、年俸は大幅に減額されての契約になることがほとんどということになります。

日本でのノンテンダーの実例

日本でノンテンダーとなった選手も何人かいるので紹介していきます。

2021年に日本ハム所属選手3名がノンテンダーとなりました。

西川遥輝外野手
大田泰示外野手
秋吉亮投手

この3名がノンテンダーとなっていましたが、それぞれの選手がどうなったのか見ていきましょう。

「西川遥輝」選手

西川選手は盗塁王を4度も獲得したことがある俊足の選手です。

2021年にも盗塁王に輝いていますが打率は2割3分ほどで年俸が2億4000万となっていました。

日本ハムからノンテンダーとなり、2022年シーズンは楽天と契約を結び、年俸は8,500万円となっていて1億5500万円の減額となっています。

「大田泰示」選手

太田選手は身体能力がとても高く阪神の糸井選手のような超人選手です。

元々巨人でプロ入りし日本ハムに移籍して、日本ハムで結果を残していました。

しかし2021年シーズンは思ったほどの活躍が出来ず打率もほぼ2割と低迷しました。

2021年の年俸が1億3千万で高額だったのもありノンテンダーとなりました。

現在は横浜と契約を結び、年俸は5,000万円で8,000万円の減額となっています。

「秋吉亮」選手

秋吉選手は変則的なフォームから繰り出されるボールで打者を討ち取るセットアッパーです。

ヤクルト時代には70試合以上登板することもあったなどフル回転で活躍していました。

日本ハムに移籍してからも50試合登板したり活躍していましたが2021年は10試合にとどまっています。

2021年の年俸は5,000万円でノンテンダーとなり現在は独立リーグでNPB復帰を目指して活動しています。

このようにノンテンダーとなった選手は大幅減俸になるか契約されずにNPBを去らなければならなくなっています。

このようなことからノンテンダーを行った日本ハムに対し選手会から選手の価値を一方的に下げる行為と抗議があり、日本ハム側は真摯に受け止め、今後ノンテンダーという言葉は使わないとの回答がありました。

まとめ

今回は、ノンテンダーとは?自由契約(戦力外)との違いについて紹介しました。

最後におさらいをすると、ノンテンダーは簡単に言うと、「今の条件だと来季契約を結ばないよ」ということ。

ノンテンダーとなった選手は、年俸を下げて球団と再契約するか、他の球団の意見を聞いて契約することもできます。

一方、自由契約は「クビ」なので、元々いた球団とは再契約できなくなる点が違いですね!

以上、ノンテンダーとは?自由契約(戦力外)との違いも徹底解説でした!

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