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申告敬遠とは?導入のメリット・デメリットを詳しく解説!

数年前からプロ野球でよく見るようになった「申告敬遠」。

あれってどういう意味?とよくわからない方やどうしてこの制度を導入したの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、申告敬遠とは何か?またメリット・デメリットについても詳しく紹介をしていきます。

目次

申告敬遠とは

申告敬遠とは、守備側の監督が敬遠の意思を伝えることで投手が投球せずとも四球とすることができることをいいます。

そもそも敬遠とは、ゲームの流れでこの打者との勝負は避けたいと判断した時に、わざと四球を出しその打者との勝負を避けることをいいます。

以前の敬遠は捕手が立ち上がりバッターボックスから離れた位置に立ち、ボール球を4球投げることで打者を敬遠していましたが、現在の敬遠は申告敬遠をすることができます。

プロ野球では2018年から申告敬遠の制度が導入されていますが、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

申告敬遠のメリット

試合時間の短縮

投手の無駄な投球を減らせる

暴投や失投のリスクを無くせる

などが考えられます。

試合時間の短縮

申告敬遠が導入される理由として試合時間の短縮を目的として導入されたと言う経緯があります。

実際には1試合で敬遠する回数はそこまで多くないので試合時間がすごく短縮されるかというと疑問もありますが、大体投手がボールを投げて次のボールを投げるまで30秒を〜1分くらいとすると4球投げるので敬遠一つにつき2分〜4分ほどの時短になる計算になります。

投手の無駄な投球を減らせる

投手の投球数を4球減らすことができます。

敬遠球とはいえ投手の無駄な球数を減らせるのはメリットだと思います。

特にメジャーリーグでは球数制限を設けていることがほとんどなので申告敬遠による球数減少は大きなメリットになるでしょう。

暴投や失投のリスクを無くせる

敬遠なのに暴投や失投なんかしないだろと思うかもしれませんが実は敬遠ってすごく投げづらいと感じる人もいます。

実際に私も投手をやっていたのですが、ストライクゾーンに投げる練習はしますが敬遠する練習はしないのでキャッチャーが立ち上がってバッターボックスから離れた位置に立たれると投げにくくてしょうがありませんでした。

せっかく敬遠して次の打者を討ち取ろうとしてるのに暴投してランナーを進めてしまったら意味ないですよね。

申告敬遠のデメリット

敬遠時独特の雰囲気を味わえなくなる

ドラマが生まれなくなる

敬遠時独特の雰囲気を味わえなくなる

これはプロ野球ならではですが、敬遠時の雰囲気は独特なものがあってこの雰囲気を楽しんでる人からしたらこれを味わえなくなるのはデメリットとなるでしょう。

勝負を避けた投手にブーイングが起きたり、テレビ中継では敬遠している間にネクストの打者の表情などが映し出されて悔しそうな表情が見れたりなど敬遠時にしかない独特の雰囲気があったのでそれが見れなくなるのは少し寂しいですね。

ドラマが生まれなくなる

有名なのは当時阪神だった日本ハムの新庄剛志監督が敬遠球をサヨナラヒットにしてしまったことですね。

当時西武の柏原選手が敬遠球をホームランにしたこともあります。

他にも長嶋終身名誉監督が敬遠に反発しバットを持たずに打席に立ったり元阪神のスペンサーはバットを逆さまに持って打席に入ったりしたこともあります。

このように敬遠球を投げることによる何かしらのアクションは申告敬遠の場合は見ることが出来ないのでドラマが生まれなくなってしまうのは最大のデメリットでもあるのかなと感じます。

メリット、デメリットについて考えてみましたが、個人的にはメリットよりもデメリットの方がでかく感じました。

プロ野球はやはりエンターテイメントなのでお客さんを楽しませるというのが大前提にあると思います。

試合時間の短縮や投手の負担を減らすのも大事だと思いますが、敬遠時でしか味わうことのできないものもあるのも事実ですので敬遠はあってもいいのかなと感じました。

まとめ

皆さん申告敬遠のメリット、デメリットはわかったでしょうか。

人それぞれ考え方は違うと思います。

申告敬遠があった方がいい人、無い方がいい人それぞれだと思います。

それぞれの意見を討論するのも楽しいことだと思うので野球仲間と是非討論してみてくださいね!

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