3月18日に開幕する第95回選抜高校野球大会に出場する36校が発表されましたね!春連覇を目指す大阪桐蔭高校や昨年の夏の甲子園を制し、夏春連覇を目指す仙台育英高校など、多くの注目校が出場します。
そこで今回は2023年の春の甲子園に出場する高校の中から特に注目するべき3校をご紹介します!
出場校一覧
【北海道:1枠】
・クラーク記念国際 [北海道=優勝] →2年連続2回目
※補欠校:北海
【東北:3枠(例年+1)】
・仙台育英 (宮城) [東北=優勝] →2年ぶり15回目
・東北 (宮城) [東北=準優] →12年ぶり20回目
・能代松陽 (秋田) [東北=4強] →初出場
※補欠校:聖光学院、山形中央
【関東:5(例年+1)、東京:1、比較1枠】
・山梨学院 (山梨) [関東=優勝] →2年連続6回目
・専大松戸 (千葉) [関東=準優] →2年ぶり2回目
・健大高崎 (群馬) [関東=4強] →2年ぶり6回目
・慶應義塾 (神奈) [関東=4強] →5年ぶり10回目
・作新学院 (栃木) [関東=8強] →6年ぶり11回目
・東海大菅生(東京) [東京=優勝] →2年ぶり5回目
・二松学舎 (東京) [東京=準優] →2年連続7回目
※補欠校(関東):横浜、山村学園
※補欠校(東京):日大三、帝京
【北信越:2枠】
・北陸 (福井) [北信越=優勝] →34年ぶり2回目
・敦賀気比 (福井) [北信越=準優] →3年連続10回目
※補欠校:福井商業、松商学園
【東海:3枠(例年+1)】
・東邦 (愛知) [東海=優勝] →4年ぶり31回目
・常葉大菊川(静岡) [東海=準優] →10年ぶり5回目
・大垣日大 (岐阜) [東海=4強] →2年連続5回目
※補欠校:加藤学園、津商業
【近畿:7枠=6+1(明治神宮大会枠)】
・大阪桐蔭 (大阪) [近畿=優勝] →4年連続14回目
・報徳学園 (兵庫) [近畿=準優] →6年ぶり22回目
・智辯和歌山(和歌) [近畿=4強] →3年ぶり15回目
・龍谷大平安(京都) [近畿=4強] →4年ぶり42回目
・履正社 (大阪) [近畿=8強] →3年ぶり10回目
・彦根総合 (滋賀) [近畿=8強] →初出場
・社 (兵庫) [近畿=8強] →19年ぶり2回目
※補欠校:高田商業、神戸国際大付
【中国:2、四国:3(例年+1)、比較1枠】
・広陵 (広島) [中国=優勝] →2年連続26回目
・光 (山口) [中国=準優] →初出場
・鳥取城北 (鳥取) [中国=4強] →2年ぶり4回目
・英明 (香川) [四国=優勝] →5年ぶり3回目
・高松商業 (香川) [四国=準優] →4年ぶり28回目
・高知 (高知) [四国=4強] →2年連続20回目
※補欠校(中国):高川学園、おかやま山陽
※補欠校(四国):鳴門、明徳義塾
【九州:4枠】
・沖縄尚学 (沖縄) [九州=優勝] →9年ぶり7回目
・長崎日大 (長崎) [九州=準優] →2年連続4回目
・海星 (長崎) [九州=4強] →7年ぶり6回目
・大分商業 (大分) [九州=4強] →3年ぶり7回目
※補欠校:明豊、西日本短大付
【21世紀枠:3枠】
・石橋 [栃木=4強] →初出場
・氷見 [富山=優勝、北信越=8強] →30年ぶり2回目
・城東 [徳島=4強] →初出場
※補欠校:小野、稚内大谷
第95回選抜高校野球大会の注目校3校
注目校①:大阪桐蔭高校(大阪)
春連覇を目指す大阪桐蔭高校は昨年行われた秋季大会で、大阪大会、近畿大会、明治神宮大会を制し、文句なしで春のセンバツ出場を決めました。下級生から活躍してきた最速148キロ、「世代No.1左腕」の前田悠伍選手が、エースでキャプテンとしてチームを引っ張ります。また、昨春センバツで登板経験のある右のエース南恒誠選手ら全国屈指の選手層の厚さが揃います。
選手層の厚さは投手だけでなく、野手も好打者が揃っています。2年生には2番を打つ山田太成選手や4番南川幸輝が勝負強さを発揮し、1年生も徳丸快晴選手、境亮陽選手ら得点力の高い打者が揃っています。
注目校②:仙台育英高校(宮城)
昨年の夏の甲子園を制した仙台育英高校高校は秋季宮城大会東北に競り負けて準優勝、東北大会では再び東北高校と対戦しリベンジを果たします。明治神宮大会は、準々決勝の沖縄尚学高校にサヨナラ勝ちを納めましたが、続く大阪桐蔭高校に4-5で敗れ、ベスト4という結果でした。
全国制覇を経験した下級生が多く残っており、最速140キロ台の直球と抜群の制球力を誇る3人の投手が中心にロースコアの接戦をものにする強さを見せています。
伝統的にスピードボール投手が多い仙台育英高校において、注目選手は最速146kmのストレートを武器に14イニングを失点0で抑えたエース高橋煌稀選手、最速146kmの右腕・湯田統真選手、最速147キロ左腕の仁田陽翔選手です。
攻撃陣は打率こそ出場校の中で31番と高くないものの、1試合平均2.5盗塁の機動力、犠打やスクイズなどの小技で相手を揺さぶります。
注目校③:東北高校(宮城)
WBCで日本のエースとして活躍が期待されるダルビッシュ有投手を輩出した東北高校は大改革の年を迎えています。2022年8月に元読売ジャイアンツの佐藤洋監督が就任すると、丸刈りを廃止、BGMを流しながらの練習など、学生たちが好きな野球を楽しくできるようにしています。さらに練習メニューも生徒が考案する形で、積極的に練習に参加できる環境を整えています。試合もほとんどノーサインで選手たちが主体的に取り組むようになり、秋季宮城大会では12年ぶりの優勝を達成しました。
投手陣は、最速145キロの直球を持つエース右腕のハッブス大起選手と、安定感抜群の技巧派左腕・秋本羚冴選手の継投が勝利の方程式です。
攻撃陣は抜きん出た選手がいるわけではなく、チーム打率:.273で出場校の中で33位ですが、競り合いに強く、序盤にリードを奪われても終盤で逆転劇を演じる粘り強さが魅力です。
最後に
今回は3月18日に開幕する春の甲子園について注目校をまとめてきました。波乱が起きやすい春の大会なので、今回ご紹介した学校以外も上位進出も大いに考えられます。厳しい冬を超えてどの学校のどの選手が力を発揮するのか、楽しみです!