山梨学院高校が山梨県勢初の優勝で幕を下ろした第95回選抜高校野球大会。夏に向けて各校が現在地を確認した大会で、選手たちの活躍と同じくらい注目をされたのが全面解禁されたブラスバンドの応援です。その中でも習志野高校の美爆音や大阪桐蔭高校の最新曲を含めた応援がどの大会でも注目を集めますよね。
そこで今回は大会ごとに新曲を披露している大阪桐蔭 吹奏楽が直近3大会で披露した応援歌をご紹介していきます!
大阪桐蔭高校の甲子園での成績
まずは大阪桐蔭高校の甲子園での主な戦歴をまとめます。
平成3年度 第63回選抜高等学校野球大会 ベスト8
第73回全国高等学校野球選手権大会 優勝
平成17年度 第87回全国高等学校野球選手権大会 ベスト4
平成20年度 第90回全国高等学校野球選手権記念大会 優勝
平成24年度 第84回選抜高等学校野球大会 優勝
第94回全国高等学校野球選手権大会 優勝(春夏連覇)
平成25年度 第85回記念選抜高等学校野球大会 ベスト16
第95回全国高等学校野球選手権記念大会 ベスト16
平成26年度 第96回全国高等学校野球選手権大会 優勝(全国制覇)
平成27年度 第87回選抜高等学校野球大会 ベスト4
平成28年度 第88回選抜高等学校野球大会 ベスト16
平成29年度 第89回選抜高等学校野球大会 優勝(全国制覇)
第99回全国高等学校野球選手権大会 ベスト16
平成30年度 第90回記念選抜高等学校野球大会 優勝
第100回全国高等学校野球選手権記念大会 優勝(史上初2度目の春夏連覇)
令和3年度 第52回明治神宮野球大会 優勝
第94回選抜高等学校野球大会 優勝(秋春連覇)
大阪桐蔭 吹奏楽が演奏した曲まとめ
では、大阪桐蔭高校が甲子園に出場した直近3大会(令和5年春、令和4年春・夏)で大阪桐蔭 吹奏楽部が披露した曲をまとめます。
令和4年春(第94回選抜高等学校野球大会)
- BiSH「beautifulさ」
- Eve「廻廻奇譚」
- King Gnu「一途」
- YOASOBI「群青」
- YOASOBI「怪物」
- なにわ男子「初心LOVE(uburabu)」
- SnowMan「ブラザービート」
- Ado「うっせぇわ」
- Aimer「残響散歌」
- 氷川きよし「限界突破×サバイバー」
令和4年夏(第104回全国高校野球選手権大会)
- BiSH「beautifulさ」
- Eve「廻廻奇譚」
- King Gnu「一途」
- YOASOBI「群青」
- YOASOBI「怪物」
- なにわ男子「初心LOVE(uburabu)」
- SnowMan「ブラザービート」
- Ado「うっせぇわ」
- Aimer「残響散歌」
- 氷川きよし「限界突破×サバイバー」
- 「鎌倉殿の13人」のメインテーマ曲
- 平井大「栄光の扉」 …第104回全国高校野球選手権のテーマ曲
令和5年春(第95回記念選抜高等学校野球大会)
- ロードオブメジャー「心絵」
- 「ジャンボリミッキー」
- 米津玄師「KICK BACK」…チェンソーマンの主題歌
- 「おジャ魔女カーニバル」
- YOASOBI「群青」
- YOASOBI「アドベンチャー」
- YOASOBI「怪物」
- Ado「新時代」
- Ado「私は最強」
- ジャニーズWEST「ええじゃないか」
- 「鎌倉殿の13人」のメインテーマ曲
- ジャニーズWEST「SOUL2SOUL」
- Mrs. GREEN APPLE「青と夏」
- 「どうする家康」のオープニング曲
- HoneyWorks「可愛くてごめん」
大阪桐蔭 吹奏楽が最新曲を連発できるカラクリは?
大阪桐蔭高校吹奏楽部の梅田監督によると、野球部からリクエストを聞いた上で、流行歌なども取り入れながら、生徒が全て決めているそうです。
そしてその曲をブラスバンド仕様に変更しているのが生徒5名で構成される「編曲担当」です。応援で使う曲が決まると、楽譜を準備しますが、驚くべきことにそれらは全て「耳コピ」で書き起こされていくそうです。そして譜面が書き上がると全国吹奏楽コンクールで金賞を受賞した経験を持つ演奏部隊が練習に取り掛かります。
ちなみに、この練習期間は吹奏楽部の定期演奏会やコンクールなどの関係で大会開幕3日前になることも珍しいことではないそうです。その練習時間であれだけの演奏ができてしまうポテンシャルはすごいですよね!
野球部の応援のために設立された吹奏楽部にとっても甲子園は特別な場所だそうで、「演奏で選手を応援できるのは、やっぱりやりがいがありますよね。甲子園は気合が入ります」と梅田監督は話しています。
最後に
今回は大阪桐蔭高校吹奏楽部が甲子園で演奏した応援歌と最新曲を連続で披露できる背景を調査、まとめてきました。
野球部を応援するために設立されたという背景があるからこそ、グラウンドでプレーする選手たちが1番力を発揮することのできる曲を演奏している「誰かのための演奏」だから多くの観客の心にも響くのでしょう。
今後もセンバツや甲子園でどんな曲が演奏されるのか、楽しみに待ちたいですね!