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【プロ野球】2022年に引退表明した3人のレジェンド選手たち

【プロ野球】2022年に引退表明した3人のレジェンド選手たち

日本のプロ野球は日本シリーズに突入し、今シーズンの終了が間近になってきました。そうなってくると出てくる話題は、現役引退や戦力外通告です。

そこで今回は、2022年シーズン限りで引退をしたレジェンド選手を3人ご紹介していきます。

目次

今年引退した、3人のレジェンド選手たち

2022年シーズンにプロ野球で引退を表明した選手は、現時点で16名います。ここでは、今シーズン限りでの引退を表明した16選手の中から3選手について詳しく見ていきましょう。

①内海哲也投手

まずご紹介するのは、2012年の日本シリーズMVPにも輝き、巨人と西武で通算135勝をあげた内海哲也投手です。

内海投手は、高校生の頃から巨人への入団の意向が強く、オリックスからドラフト1位指名を受けるも入団を拒否し、社会人野球の東京ガスへ進みました。その後、2003年のドラフト会議で巨人を逆指名し、プロ野球選手として歩み始めました。

巨人時代

巨人では、3年目の2004年にブレイクを果たし、2007年に初のタイトル・奪三振王に輝きます。2009年にはWBC(ワールドベースボールクラシック)の日本代表に選出、2011・12年には最多勝に輝き、年俸も4億円に到達しました。その後は、若手投手の台頭もあり一軍と二軍を行ったり来たりします。ただ、そこで腐るのではなく、若手選手へ積極的に声をかけてチームのボトムアップに大きく貢献しました。

西武時代

2018年にFAで巨人に加入した炭谷銀仁朗選手の人的補償として、西武へ移籍した内海投手。入団前から巨人への想いは強かったこともあり、非常に残念な表情もされていましたが、西武に移籍しても若手選手への声かけなどは積極的に行い、多くの選手から慕われる存在となりました。

西武では投手としては思うような活躍はできず、2022年8月16日に現役引退を表明しました。9月19日の楽天戦で一軍での引退試合、10月2日の巨人戦で現役最終登板をし、多くの選手から見送られながらの引退でした。来シーズンについては、投手コーチとして西武に残るのではないかと言う報道もされています。

②嶋基宏捕手

2人目は、楽天とヤクルトで活躍した嶋元宏捕手です。中京大中京高校から國學院大学に進み、2006年に楽天からドラフト3位で指名を受け、入団します。

楽天時代

故・野村克也監督の元で捕手としてのノウハウを学び、順調にチームの中心選手に成長。東日本大震災を受けて、2011年4月12日に行われた慈善試合でチームを代表して嶋選手が「見せましょう、野球の底力を」とスピーチしたことでも有名です。それから2年後、2013年にチームは悲願の日本一に輝きました。

楽天在籍中には日本代表選手としても多くの国際試合に出場し、世界の大舞台で勝負強さやキャプテンシーを発揮しました。

ヤクルト時代

2020年には、出場機会を求めて楽天からヤクルトへ移籍しました。ヤクルトでも十分な出場機会があったとは言い切れませんが、ベンチを盛り上げ、2021・22年のリーグ制覇に大きく貢献しました。

引退セレモニーでは、ヤクルト高津臣吾監督が嶋選手のスピーチを彷彿とさせる「嶋、みんな見ていましたよ。あなたの底力を。本当にお疲れ様でした。」と話し、嶋選手も涙を見せていました。

③福留孝介外野手

3人目は、中日ドラゴンズから引退を表明した、福留孝介選手です。

高校から社会人時代

高校は、立浪和義現中日監督の姿に憧れてPL学園へ入学。高校No. 1スラッガーとしてドラフト会議では高校生史上最多の7球団(中日・巨人・近鉄・日本ハム・千葉ロッテ・オリックス・ヤクルト)から1位指名を受けました。抽選の末に、近鉄が交渉権を獲得しましたが、もともと中日か巨人以外は入団しないことを明言していたために入団を拒否して日本生命へ進みました。

1996年には、19歳にしてアトランタ五輪の日本代表に選出され、銅メダル獲得に貢献しました。

中日時代

1998年に逆指名で中日を入団します。1999年~2007年までの在籍期間中に首位打者を2回(2002・2006年)、リーグMVPを1回(2006年)獲得しました。

2006年に開催された第1回WBCには、主に3番打者として出場。状態が今一つ上がってこず、キューバとの決勝戦ではスタメンを外れましたが、ここぞという場面で代打として打席に立つと値千金の2ラン本塁打を放ち、日本を初代WBCチャンピオンに押し上げました。

大リーグ時代

2007年からアメリカの大リーグに活躍の場を移し、カブス、インディアンス、ホワイトソックス、ヤンキースのAAAでプレーしました。

帰国後は阪神・中日でプレー

日本に帰国後は、2013~2020年までは阪神でプレー。在籍中はキャプテンも務め、特に2020年からは球界最年長選手としてチームを牽引しました。

2021年からは古巣・中日に戻り、根尾昴選手などの若手選手に目をかけ、指導する機会も増えてきていました。

2022年9月7日に現役引退を表明すると、8日には引退会見を開きました。この会見に大野雄大投手や柳裕也投手、高橋周平選手らが登場したように、若手や中堅選手からも大いに慕われていたことがわかります。福留選手の引退により、20世紀からプレーしている選手が全員引退したこととなりました。

まとめ

今回は、2022年シーズンでNPBから引退したレジェンド選手3名についてまとめてきました。どの選手も国際大会でも活躍しており、一時代を築いた選手たちでした。

今回ご紹介した3選手以外にも、現役を退いた選手たちのセカンドキャリアでの活躍も期待したいです!

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